調査報告書
調査の趣旨
児童・生徒の多様な資質を伸ばすためには、指導する教員の多様性も必要です。問題は、(1)専門性(留学を含む)を深めるための授業や活動に打ち込むと、教員免許の取得のための授業時間の確保が難しくなること、他方、(2)従来の教員養成カリキュラムはオールラウンダー養成の側面が強く、教育法以外の専門性の習得がしばしば不十分なこと、が挙げられます。
本調査研究では、教員養成学部生も非教員養成学部生も、専門性と教員としての資質をバランスよく身につけ、教員免許を取得できるようなカリキュラムの好事例を選定し、本事例集としてまとめました。
調査方法
1)全国の教職課程を持つ大学学部を対象に、Webフォームによるアンケート調査を実施しました。
2)金沢大学で教職課程を履修した経験のある学生を対象にヒアリング調査を実施しました。
3)上記2つの調査を組み合わせて、教職課程において先進的な取組を実施している大学について、パンフレットやカリキュラムなどの公開情報による調査、ヒアリング調査を行いました。
謝辞
本調査において実施したアンケート調査にご協力いただいた656の大学学部に感謝いたします。また、ヒアリング調査にご協力いただいた大学担当者の皆様、好事例として紹介するにあたり内容の確認を頂いた皆様に感謝いたします。
参考
文部科学省調査事業 公募情報(URL)